見やすいECサイトを作る11のポイント!参考事例も一挙公開!
ECサイト制作
購入したい商品をインターネットで検索するのは今や当たり前の時代。ユーザーの多くは、見やすくて求める情報がわかりやすく掲載されているECサイトに心を惹かれます。
見やすさにこだわらないと、あなたのECサイト運営は成功が難しいかもしれません。しかし、どのようにしたら良いかを細かく解説しているものは少なく、ECサイトを運営する人は悩みがち。
そこで、
「見やすさって結局なにを改善すればいい?」
「見やすいECサイトは実際にどんなものがある?」
という悩みを持つあなたに向けて、見やすいECサイトのポイントや参考事例を紹介します!
項目は多いですが「これさえ知っておけばOK」という内容です。1つずつ確認して、あなたのECサイトの改善点を見つけていきましょう!
目次
見やすいECサイトで売上アップ!
近年、見やすいECサイトがユーザーから強く求められています。なぜ求められているのか、その必要性と重要性をまずは解説します。
ユーザーは見やすさを強く求めている
見やすいECサイトが求められる理由の1つに「ユーザーが商品を調べる時代」が挙げられます。自分自身の主観で商品購入を決めるため、見やすく、サイズや色合いなどの多くの情報が獲得できるサイトから購入をする流れが多いです。
ECサイトが注目される前は、雑誌・チラシ・ショップ店員から情報を得てすぐに購入していたため、時間も選択肢も比較検討する余裕があまりありませんでした。
しかし、今はスマートフォンからすぐに検索ができる時代。多数のECサイトが同じ商品や類似した商品を取り扱っているため、ユーザーは価格やレビューなどを見比べてから購入に至ります。
したがって、どれだけ情報を与えられて、気持ちを動かせるかが見やすさとしてECサイトには求められるようになりました。
ECサイト市場は競合他社でひしめき合っている
現在のECサイト市場は、競合他社でひしめき合っている状態。小さな店舗や個人でも、ECサイトを所有し運営しているケースが少なくありません。
そんな中でユーザーは自身にとって最適なところを探して購入するため、あなたは競合の他社サイトより優れた環境を用意する必要があります。
そこで、まず注目すべきはやはり見やすさ。あなたにも、何かを探しているときに商品の画像やサイトのデザインが見にくくてストレスを感じ、ほかへと離脱した経験があるかもしれませんね。
ECサイトは、市場の拡大とともに「質」も大切なポイントとなっています。
ECサイトでブランディングを図ろう
見やすいECサイトの制作は「ブランディングを図る」のが基本です。
ブランディングとは、自社の商品やサービスの強みをアピールしてほかと差別化させる取り組みのこと。あなたのECサイト(お店)がどんなショップなのかをユーザーに浸透させます。
ECサイトで多くの商品をただただ掲載するだけでは、成功は遠いでしょう。ブランディングによる信頼感を与えることで、購入に導きやすくなります。あなたのECサイトなら安心できるという感覚です。
例えば、安さを売り出すサイトもあれば、高額だけど良質な商品を取り扱うサイトもありますよね。それぞれの強みを印象付けることも、見やすいECサイトづくりに重要です。
見やすいECサイトに仕上げる11のポイント
では、見やすいECサイトに変えるための具体的な改善点・修正点を見ていきましょう!
- 情報を詰め込みすぎない
- ファーストビューにこだわる
- 全体のテーマや雰囲気をそろえる
- スマートフォンでの閲覧を意識する
- ターゲット層を考える
- 写真や画像はオリジナルを使用する
- 商品がスムーズに検索できるようにする
- 関連商品を提案する
- 支払い方法を明示する
- 使用感やレビューを掲載する
- 商品の紹介から購入までの導線を意識する
ECサイトの意識する点は無数にありますが、ここで紹介するポイントはECサイトのプロフェッショナルの弊社「株式会社WCA」が厳選しました。
どのポイントも再現性が高いものばかりなので、1つずつあなたのECサイトと照らし合わせながら確認してください。
情報を詰め込みすぎない
ECサイトの商品紹介ページでは、情報をピックアップして伝えるようにしましょう。
見やすいECサイトには「情報が詰め込まれていない」という特徴があります。情報が多く出ていると、ユーザーはどれに注目すべきか迷いがち。本来伝えたい情報を掲載しても、上手く伝わりません。
ECサイト運営の初心者によく見られるのが、1から10まですべての情報を強調してアプローチしてしまうこと。値段・メーカー・商品特性はどれも大切ですが、もっとも優れている点やユーザーが求めていることだけをピックアップして掲載しましょう。
すべての情報を与えられた選択肢の多い状態よりも、優れた点だけを知り選択肢が絞られた状態のほうが購買意欲が高められます。
ファーストビューにこだわる
ユーザーに「もっと見てみよう」と思わせられるように意識しましょう。売れるECサイトはファーストビューにこだわっています。
ファーストビューとは、サイトが開かれたときに、何も操作せずに最初に表示される部分のこと。ECサイトユーザー(訪問者)はページを開いてファーストビューを見てから、たった数秒間で離脱するかどうかを決定するといわれています。
ECサイトの魅力を伝えるためには、まずページを見てもらう必要がありますよね。つまり、どれだけファーストビューで気持ちを引き止められるかが大切。
商品やブランドによって異なりますが、よいファーストビューのECサイトには具体的な数値があったり魅力的な写真が載っていたりします。
全体のテーマや雰囲気をそろえる
ECサイトに存在する多数のページは、テーマや雰囲気をすべてそろえましょう。
どのページでも、一貫したスタイルが大切。各ページで色合いやフォントなどがバラバラだと、ユーザーに違和感を与え見にくくなってしまいます。
ECサイトの特徴が表現できるようなデザインを心がけて、どのページをふと開いてもあなたのECサイトだとわかるようになればよいですね。
スマートフォンでの閲覧を意識する
ECサイトが閲覧できるデバイスとして、スマートフォンにも対応しましょう。
スマートフォンユーザーは急激に増加中。今や商品検索は当たり前となっているため、必ず対応してください。スマートフォンからECサイトの閲覧や商品の購入ができない場合は、早急な対策が必要です。
また、対応後にはすべてのWebページがスマートフォンでも正しく表示されるかをチェックしてください。例えば、ファーストビューが見切れたり文章が正しく表示されなかったりするのはNGです。
ターゲット層を考える
ECサイトを見てほしい人や購入が見込めそうな人を詳細に考えましょう。デザインへ反映することがECサイトの見やすさにつながります。
- 10〜20歳の学生
- 20〜40歳の主婦
- 20〜34歳の女性
- 35〜49歳の男性
- 50歳以上の男女
など、老若男女や特定の属性をイメージしてみましょう。
ECサイトだけでなくビジネス全体にいえることですが、どんなユーザーにアプローチするかを最初に考えると後の施策も自ずと答えが見えてきます。闇雲にすべてのユーザーの要望に応えようとすると、かえって特定の層には刺さりません。
あなたのECサイトや取扱商品は誰に求められるのかを決めてターゲット層とし、好みや相性の良い色彩・フォントを選ぶとよいでしょう。
写真や画像はオリジナルを使用する
絶対ではありませんが、ECサイト内の写真や画像はオリジナルを使用するのがおすすめです。
なぜなら、オリジナルには誰でも使えるフリー画像にはない魅力があるから。決してフリー画像や素材を否定するわけではありませんが、構図や被写体を自由に表現できるため、魅力も情報も伝わりやすくなります。
特に、ファーストビューは成果に大きく影響!今はスマートフォンのカメラでも十分高機能なうえ、無料かつ良質な画像編集ソフトやアプリも簡単に入手できます。ぜひ1度ご自身で用意してみてください。
商品をスムーズに検索できるようにする
商品をスムーズに検索できるような機能設置を心がけましょう。「目当てが見つからない」「別商品と見比べにくい」などは購買意欲の減退に関わります。
例えば、
- 商品の検索機能の設置
- 関連商品の提案枠設置
- 各ページに予測検索キーワードの挿入
など。
「見やすい」と聞くとデザインをイメージしがちですが、商品検索のような機能的な見やすさも重要なポイントです。
関連商品を提案する
商品比較だけじゃなく、関連商品の提案も効果的。ECサイトで表示している商品に関連するものを同時に紹介しましょう。
手法としては「クロスセル」と「アップセル」があり、どちらも購入率や購入単価アップに関係します。
「クロスセル」は、表示する商品とセットで使用・利用できる付随商品を紹介すること。「アップセル」は、売れ筋の良い商品やおすすめ商品と似たレベルのものを提案すること。
どちらも、商品単価アップに効果的なので試してみましょう。
支払い方法を明示する
現在はWeb上での支払い方法が多種多様ですよね。ユーザーが迷わないように、あなたのECサイトでも、取り扱う方法をはっきりと示しましょう。
また、希望する支払い方法がないことが原因でほかのECサイトへ移るおそれもあるため、できるだけ多くの方法に対応するようにしてください。
ECサイトの運営は、ユーザーに疑問を与えないことが大切。デザインにもよりますが、申し込みが完了するときではなく、早い段階で各種支払い方法の可否をユーザーに伝えるとよいです。
使用感やレビューを掲載する
商品紹介ページには、実際に購入した人からの使用感やレビューを掲載しましょう。
ユーザーは、自分が使用している姿をイメージしながら商品の購入に至ります。商品がもたらすメリットをはじめ、デメリットも同時に伝えることでさらに購入率が上がることもあるので積極的に情報を掲載するとよいです。
今は、購入者が口コミやレビューをすると、商品がプレゼントされたりクーポンが発行されたりするECサイトも増えてきました。ぜひ参考にしてみてください。
商品の紹介から購入までの導線を意識する
ECサイトの商品紹介から購入までの導線(経路)を今1度確認してみましょう。
- 不要なページ遷移はないか
- 次に押すべきボタンやチェックは見やすいか
- トップページや商品ページにスムーズに戻れるか
など、ユーザーが悩まずに購入が完了できるかの確認が定期的に必要です。
導線の確認は、自分自身でECサイトを操作して体験すると実感しやすいのでおすすめ。また、紙などに書き出して可視化させじっくりとユーザーの心理を読み解くのもよいでしょう。見やすいサイト作りに関係する新しい課題が見つかるかもしれません。
見やすいECサイトの参考事例を紹介
改善がイメージしやすいよう、最後に見やすいECサイトの参考事例を紹介します。どれもデザイン性に優れており、さまざまな「見やすさ」があります。ぜひ参考にしてみてください。
ユニクロ
まず最初は、ファッション業界では代表的な「ユニクロ」のECサイト。イベントやシーズンなどで定期的にファーストビューが変わり、どれも洗練された画像で掲載情報が厳選されています。
また、男女別・商品名・季節感などバラエティ豊富なカテゴリにより商品検索が簡単なのでユーザビリティが高いです。
ナイキ
有名スポーツブランドの「ナイキ」も見やすいECサイト。ファーストビューに動画が利用されており、ブランドカラーや商品の使用感がリアルに伝わります。
商品ページを含むサイト全体を見ても、情報を詰め込みすぎていないのですっきり。少しあいまいに感じる文章もナイキの魅力を引き立てています。
ニトリ
最後に紹介するのは、家具やインテリアを取り扱う大手企業「ニトリ」。ニトリでは、現在ECサイトに注力しておりコロナ禍でもネットショップでの売上を伸ばしています。
TOPページから非常に詳細なカテゴリ一覧が確認できるため、目当ての商品にたどり着きやすく操作する時間が短いです。また、左端には絞り込み機能が設置されているためユーザビリティも高くなっています。
ユーザーの見やすいECサイトを作り上げよう!
ECサイトの見やすさにこだわることは成果にきっとつながります。
これまで見た目のデザインや機能的な使いやすさを考えていなかった方は、本記事を参考に修正してみてください。事例も見ると、アイデアが浮かびやすいと思います。
行き詰まったときやどうしてもわからないことがあれば、弊社「株式会社WCA」までお気軽にお問い合わせを!ECを熟知したビジネスプロデューサーがお客様の想いを受け止めて成功へと導きます。