ECサイト(ネットショップ)を制作・構築するには?手順や相場、制作会社の選び方や重視すべきポイントを徹底解説!

初心者向け

ECサイト制作

ecサイト 制作

ECサイトとは?

ECとは「Eコマース」の略です。EコマースとはElectric Commerce(電子商取引)の和訳です。いわゆるネットショッピングができるサイトのことをECサイトと呼びます。今回は、ECサイトを作りたい!とお思いの方に、ECサイト制作のための基本的な知識と、制作・構築にかかるコスト、手順をご説明します。また、デザインのカスタマイズやコンテンツ制作を外部委託する際の相場もご紹介。このページをお読みいただければ、ECサイト立ち上げのだいたいの流れは掴んでいただけるはずです!

ECサイトを制作するための3ステップ!

ECサイトを制作するためのステップは主に3つです。

この3つのステップについて説明していきましょう。

①ASPカートを選ぶ

②ECサイトを構築する

③商品を登録する

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ASPカートを選ぶ

ASPカートというのは、簡単に言うとショッピングカート機能のことです。インターネットショッピングをするときの、決裁(モノを買う)機能を提供しているのがASPカート会社です。ASPカートを提供している会社はたくさんありますが、代表的なサービスで言うとShopify(ショッピファイ)・BASE(ベイス)・STORES(ストアーズ)・ショップサーブ(shopserve)などがあります。ASPカートを使うことで、一般的なWEBサイトにショッピング機能を付けることができます。業界用語では「かご」と呼ぶこともあります。

無料・もしくは低価格のASPカートを使うことで手軽にECサイトを作ることができますが、それだけで売れる(儲かる)わけではありません。多くの場合は集客に困ります。すでにリアル店舗があったり、インフルエンサーとしてSNS上で活動していたりして知名度がある場合は問題ありませんが、毎日何百~何千のアクセスを集めるのは並大抵ではありません。ECサイトを開設しても結局広告に頼らざるを得ず、毎月の広告費がかさんでしまう…。こうならないように、ある程度集客を見込めるASPサービスが「モール型ASPカート」です。

モール型ASPカートは皆さんご存じの楽天市場や、Yahoo!ショッピング、Amazonマーケットプレイスなどがありますが、こちらはユーザー数が多くイベントも頻繁に行っているため集客しやすいというメリットがあります。一方でECモールは出店料やロイヤリティがかかり、競争も激しいため、企業の規模や資本力に応じて判断することが大切です。

近年ではECモールの出店審査が厳格化しており、出店したくても出店許可が下りない場合もあります。ECモール出店を検討されている場合は、期間に余裕を持つ、非ECモール型のASPカートで実績を積むなどして慎重に出店申請を進めましょう。

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ECサイト(外観デザイン)を構築する

ASPカートが決まったら、いざ!ECサイト構築です。ここでいうECサイト構築というのは、ネットショップの外観デザインを指します。…といっても、ECサイトを作るためには専門的な知識が必要です。Photoshop、illusutratorなどのAdobe系ソフトをはじめ、htmlやCSSなどのコーディング知識も必要になります。

「えっ?素人ではお店の構築はできないの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、現実的なことを申し上げると、楽天、Amazon、Yahoo!などのECモール系店舗の構築はWEB制作の知識がないとほぼ不可能です。非モール系(Shopify・BASE・STORES)などであればテンプレートが備わっていたり、感覚的に店舗構築できるアプリが備わっていたりする場合もありますが、自分だけのこだわりをサイトに実現したい!おしゃれなECサイトを作りたい!となるとやはりコーディングの知識やWEB制作系ソフトの知識が必要になるでしょう。

また、デザイン以外にもCSVやアップロード・ダウンロードなど基本的なWEB・パソコン・IT関連の知識も必要になります。得意・不得意にかかわらず、IT関連の状況は目まぐるしくブラッシュアップされていきますので、積極的に最新情報を取り入れられる興味関心も重要な要素となります。「パソコンは苦手なんだけど…」という場合は、いっそのことリアル店舗に集中することをおすすめします。そのくらい、気軽に始められそうでいて実はリスクも出費も労力も大きいのがECの世界です。

もちろん、外部にデザインや構築を委託することも可能です。
いきなり「WEBサイトを作って欲しいのですが…」と話を持ち掛けてしまうと莫大な見積もりが作成されてくる場合もあるので、まずはどんなWEBページが必要か、紙でもいいので以下のような「サイトマップ」を書き出してみましょう。

  • 会社概要
  • 特定商取引法に基づく表示(※必須)
  • カテゴリー
  • 商品ページ
  • トップページ

会社概要

会社概要ページは必ず作られることをおすすめします。ユーザー側の立場になってみるとご理解いただけると思うのですが、ネットショッピングは顔の見えない取引です。相手に住所や名前、クレジットカード情報などを開示するにあたって、店舗側の情報が開示されているかどうかは信頼関係の構築に必要不可欠です。

近年は悪意を持ったECビジネス関係者も増えていますので、せっかくの購入チャンスを無駄にしないよう、会社概要ページは必ず制作しておきましょう。

特定商取引法に基づく表示(※必須)

ECサイトを運営するにあたって、法律上必要なページがあります。それが「特定商取引法に基づく表示」のページです。これは通信販売をするにあたって消費者を守るために制定された「特定商取引法」というルール(法律)に基づいたページであり、具体的には販売者の情報、支払いの方法や期限、配送方法、返品交換のルールなどを明確に記すことが定められています。詳しくは「特定商取引法に基づく表示」を参考に調べてみてください。もちろん、多くのASPカートではこれを入力しないと開店ができなくなっているはずです。

カテゴリページ

ECサイトを作るというと、トップページはどんな感じにしようかな、とついつい夢が広がってしまいますが、ユーザー(顧客)にとって最も大事なのは商品ページやカテゴリページであり、商品数が多ければ多いほどそれらがどのようにカテゴライズされているかが重要となります。買いやすいお店を構築するために、どこにどのような情報が必要かというところまでしっかりと計算しておくと、よいECサイトが作れるようになるでしょう。

商品ページ

後の章でもご説明いたしますが、商品ページはECサイトの「入口」となる大切な接点です。リアルな店舗はお店のトップページに当たる「外観」から入店しますが、ECサイトの場合はほとんどの場合商品ページから流入します。つまり商品ページのクオリティの高さ、信頼性の高さが、購入(売上)に直結するわけです。
売れる商品ページを作ることは、ECの成功を左右する重要なポイントです。

トップページ

トップページはお店の顔!ということで、特にこだわりたいポイントですよね。トップページで必要になるのはお店のロゴです。ロゴはお客様に店名を覚えていただくための重要なアイキャッチになりますので、長く愛用できるデザインをデザイナーに依頼しましょう。また、キャンペーンバナーをどこに配置するか、スライダーは必要か…などをひとつひとつ検討し、新規のお客様だけでなくリピーターのお客様にも新鮮さを感じていただけるような配置にすることも重要です。

トップページは作って終わりではなく、常にキャンペーンや特集などを組んで情報が入れ替わっていくページです。あまり細かい作りだと更新に手間がかかってしまうことも考えながら、そのお店の特徴が出るようなトップページ作りを目指しましょう。

サイトマップ制作にあたって気を付けること

大切なことは、ECサイトで商品を販売するにあたって販売者としての責任を自覚し、明確にお客様との取引を想定したうえで必要なページを洗い出すことです。もちろん多くのEC出店者様はその認識をお持ちですが、その自覚や認識が足りない場合、ユーザーとのトラブルや出店に際して出費がかさみすぎて大赤字…ということにもなりかねません。ECサイト制作を外部委託する際も、極力必要な部分を絞ったうえで制作会社と話ができるようにしておきましょう。

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商品を登録する

ECサイトのデザインが決まったら、いよいよ商品登録です。商品を撮影し、Photoshopなどで画像加工やトリミングを行った後、商品の紹介文やスペックなどをもとにページ作りをします。ひとつひとつの商品ごとに、配送料や配送方法、決済方法なども異なってきますから、間違えないように登録するだけでも大変です。商品ページに記載する情報は次のような事項です。

  • 商品名
  • 商品説明文
  • スペック(サイズ・素材・カラーバリエーション・アパレルであれば洗濯方法・食品であれば食べ方や保存方法など)
  • 商品画像
  • 配送方法・配送日数・配送料
  • 返品交換について
  • 価格

商品ページはユーザーとの直接の接点ですから、商品の魅力を伝えることはもちろん、安心してお買い物していただくためのスペックや、配送・支払い・返品交換についての情報をわかりやすく掲載しておくことが必要です。さらに、商品ページに記載された画像やテキストは外部からお客様を呼び込む「集客(SEO)」にも影響しますから、用途や使用するシーン、季節などユーザーが検索しそうなキーワードをしっかりと盛り込んでページ作りを行うことが大切です。

商品点数が多い場合は、CSVファイルで一括アップロードを行うという方法もあります。ECではこのようなパソコンまわりの知識が必要になるシーンが幾度となくありますので、制作にあたってはPCスキルも重要な素養となります。

実際はどのくらい大変?!かかる費用や期間、手間の相場は?

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ここまではECサイト制作の手順をお伝えしました。ここからは労力(大変さ)の部分をお伝えしていきたいと思います。ECサイトを作りたい!と思ったときに、どれくらいコストがかかるか、期間は何カ月必要か、どれくらい手間がかかるのか…など、場合によって違うのは理解していても、ざっくりとでもいいから教えて欲しい!という場合がありますよね。
もちろん商材や会社の規模によっても、かかる期間・費用は大幅に異なりますが、この章では規模に応じたおおまかな相場をお伝えして参ります。

コスト(費用)

サイト全体の構築を依頼する場合は数百万の規模がかかってしまうことも珍しくないですが、例えば楽天市場への出店の場合、商品ページ以外の部分(ヘッダー・フッター・レフトナビ)の構築のみを依頼する場合は30~50万円で可能な場合もあります。ここから先、商品点数や、カテゴリ分類の複雑さによって価格が変わってくると言えるでしょう。

制作会社によっては、例えばショップのロゴのみ、バナーのみ、看板のみといった部分的な制作を依頼することも可能です。費用をかけたくない場合はパーツごとに制作依頼ができるかどうかを確認してみましょう。以下に相場を記載しておきますので、参考になさってください。

・バナー(1枚)… 3000円~10,000円

・ショップ看板 … 50,000円~100,000円

・ロゴ … 30,000円~100,000円

・コーディングなど言語系(1P) … 30,000円~100,000円

上記はあくまでも相場ですが、どんなポイントが料金を決定するかというと、デザイナーやコーダーなど制作会社の経験や実績です。

バナー1枚にしても、集客できるバナーとできないバナーは明確に差があります。写真選び、フォント選び、色選びから配置の仕方、ありとあらゆるテクニックとノウハウがそのバナーに詰め込まれています。コーディングやシステム系の依頼であれば、スピードやトラブル時の復旧対応なども制作会社の実力の範疇です。
「売れる」デザイン、「安心できる」クオリティを望まれる場合は、複数の制作会社を比較検討したうえで経験と知識の豊富な会社に依頼するようにしましょう。

期間

制作期間も会社や制作者によってピンキリではありますが、バナーであれば1枚2~3日で制作が可能です。そこから逆算して、サイト全体の構築が完成するまでには最低でも数週間~数か月はかかるでしょう。

また、デザイン制作会社はバナーや看板を作ることはできても撮影はできないという場合がほとんどです。自社で撮影を行う場合、カメラマンやスタジオの手配もありますのでさらに時間がかかることを覚悟しておきましょう。

サイト制作を外部に依頼する場合は、時間的な余裕を持つことが大切です。モール出店をされる場合はオープニングセールと楽天スーパーセールなどを重ねることがよくあります。スーパーセールが開催される日程は年に数回ですので、そのタイミングを視野に入れながら計画を立てることをおすすめします。


手間(スキル)

それでもなるべく自分で制作したい!熱意はある!!必要なスキルを教えて欲しい!という場合に、ECサイトを制作するにあたって必要なスキルを簡単にお伝えしておきます。

必要なスキル用途必要度合い
デザインPhotoshop画像加工★★★★☆
illustratorロゴ制作やバナー制作
※Photoshopで代用の可能
★★☆☆☆
コーディングHTMLWEBサイト構築基本★★★★☆
CSS WEBサイト構築応用★★★☆☆
データ分析SEO知識集客★★★★☆
アクセス解析店舗運営改善・売上UP★★★★☆

それぞれのスキルの詳細についてはこちらの記事にも書いてありますのでぜひご覧ください。

ECサイトの運営に向いている人とは?特徴と役立つスキル3選 | 株式会社WCA (wca.co.jp)

結論から申し上げると、各スキルは独学で学ぼうとしてもなかなか難しい技術ばかりです。その分野が好き!という方であれば習得をおすすめできますが、最短距離で身に着けたい場合は、オンラインレッスンやサポート支援セミナーなどを利用することも検討してみましょう。近年はオンラインで手軽に受講できる講座が増えていますので、会社や自宅に居ながらにして技能を身に着けることができます。
それでも難しい場合はプロに依頼するのが近道です。

EC制作に強い会社に制作や運営を依頼することはできる?依頼するときのポイントは?

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「やっぱり自分で制作するのは途方もなく時間もお金もかかりそう…いっそのことしっかりとしたプロに頼もう!」そう考える方はもちろん少なくありません。企業(個人事業主)として利益を出すときに本当に重要なのはECサイトを構築することではなく、ユーザーに喜ばれる商品を開発することや、集客の戦略を練ることです。餅は餅屋と言うように、その道のプロは最短距離で売れるサイトを知っていますから、しっかりと予算をかけてサイト制作を任せるというのもひとつの手です。

この章ではサイト制作を外部に依頼する際に検討すべきポイントをご紹介します。

良い制作会社は「売れる」ことを指標にする

ECサイトにおいての正解は「売れる」ことです。ユーザーに受け入れられ、ファンが生まれることが長くECを続けられる秘訣です。
その視点から逆算すると、良いデザイン会社というのはおしゃれであったりテクニカルなサイトを作れるということではなく「売れる」ECサイトを作ることができるということになります。企業の経営者の最終目標はもちろん、自社の商品が売れて儲かることですよね。その指標に目線を合わせ、共に施策を考えてくれるデザイナーを選ぶことが、いい制作会社を選ぶコツとも言えるでしょう。

サブスクリプション形式は依頼内容を精査する

制作会社によって価格設定やパッケージプランはさまざまですが、中には月額固定料金で頼み放題という会社もあります。コンサルティングや広告運用であればサブスク形式でも利用するメリットは多分にありますが、デザインや制作業務でのサブスク形式は内容を精査しないとデメリットが大きくなるため注意が必要です。

また、ひとつひとつの業務の単価が分かりにくいのも費用や成果を曖昧にしてしまう原因となります。サブスクリプション形式で発注する場合は、業務内容をしっかりと明らかにしたうえで契約するようにしましょう。

制作実績やデザインを見て、相性が合うかを判断することが大切

サイトデザインはショップの方向性を決める重要な要素です。ECサイト制作を依頼する際は、信頼のおけるデザイナーに自社や商材の運命を任せるつもりでしっかりと選定しましょう。

例えば「シンプルなデザインでお願いします。」と依頼した場合、見た目にシンプルなページを作ることができるデザイナーは数多くいます。しかし、シンプルかつ売れるページを設計できるデザイナーはそう多くはありません。なぜならば、「売れるシンプル」とは、ターゲットを理解し、商品の魅力を全部ページに出し切ったうえで、売れる要素は一切削らずに見た目だけを削ぎ落したデザインのことだからです。

ECサイト(ネットショップ)はどんなに美しくても売れなければ存在価値はありません。経験や実績、ノウハウや事例を見極めたうえで、売るための方向性を共に模索してくれるデザイナーや制作会社を探しましょう。

ECサイトの運営を外部委託したい場合の注意点や費用に関してはこちらの記事に詳細がございます。ぜひご覧ください。
ECサイトの運営を委託したい方に!委託する際の注意点や費用、相場などポイントを運営請負会社が徹底解説! | 株式会社WCA (wca.co.jp)

まとめ:ECサイトを制作するときは「集客」「回遊」「コンバージョン(購入)」をメインに計画しよう

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いかがでしたでしょうか。
ネットショップにおいて、ECサイトが成功を左右する最も重要なポイントは「集客」「回遊」「コンバージョン(購入)」に適しているかどうかです。つまりマーケティング目線でつくられているかどうかです。ECサイト構築はついつい見た目のデザインに視点がいってしまいますが、おしゃれでなくても売れている店舗はたくさんあります。ユーザーの目的に合わせてどのようなサイトが売れるのか、競合他社をリサーチするなどしてよりよい設計を目指しましょう。

もし、ECサイトの制作を任せたい!という場合は、弊社にご依頼いただくことも可能です。EC黎明期からECサイト制作に携わっているWCAは、様々なマーケティングデータやクリエイティブ制作のノウハウをご提供できます。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。

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この記事を書いた人

佐藤 章 (さとうあきら)

株式会社WCA クリエイティブディレクター | 外資系広告代理店で主なキャリアを積み、2021年WCAに入社。通常の広告コンテンツ制作はもちろん、プロセスの要所要所で概念を言語化し、コミュニケーションの文脈を開発。改善が必要の場合はそれに伴うコンテンツの提案。コアアイデアを確立させて各メディア(Webサイト、SNS、イベント、店頭ツール)に展開するクリエイティブディレクションから表現としてのコピーライティングまで手掛ける。 カンヌファイナリスト / IBAファイナリスト / Times Asia-pacific AD Awardsファイナリスト / CLIOファイナリスト / ニューヨークフェスティバルファイナリスト / Times Asia-pacific AD Awardsファイナリスト / IBAファイナリスト / ACC賞など国内外の広告賞を受賞。

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