ECサイトリニューアルする目的や手順を解説!費用や期間、成功事例もチェック

ECサイト制作

EC サイト リニューアル

ECサイトのリニューアルは、売り上げアップや自社の課題解決を目的に行います。

しかし、

「どこから手を付けてよいのかわからない」

「そもそもリニューアルでどんな効果を得られるのか?」

「リニューアルでどれくらいの費用と期間がかかるのか?」

など、悩むことも多いですよね。

そこで本記事は、ECサイトのリニューアルの目的や効果、タイミングなどの基本から解説し、具体的な手順と各工程でのポイント、ECベンダー選びのコツまでを解説します。

全体像をつかんでおけば、失敗リスクを減らし最短ルートで成果を出せるようになるでしょう。

ECサイトのリニューアルとは

ECサイトの「リニューアル」とは、基幹システムを変えたり、全ページのデザインを変えたりするなどの大規模なサイト変更です。

一方、小規模な変更は「更新」、システム不具合や古いデザインへの対処は「改修」と表現されますので、区別しておきましょう。

それでは、ECサイトをリニューアルする目的とは何でしょうか? 代表例を以下に挙げます。

  • 売り上げ向上のため
  • マーケティング課題を解決するため(新規顧客獲得や既存顧客の定着など)
  • 外部要因の変化に対応するため(税込み表示の義務化、省エネ法の規制など)

これらの目的を達成するには、目的を明確にすること、具体的な戦略を立て計画的に準備を進めることが重要です。

ECサイトをリニューアルする目的

ECサイトのリニューアルは、売り上げの向上につながるだけでなく、さまざまなメリットがあります。

ここでは、リニューアルの具体的な目的やメリットを、以下の3つに分けて解説します。

  • 自社ブランド、商品のブランディング
  • ユーザビリティ向上、更新作業の効率化
  • SEO(※)の強化

※SEO:検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略称。検索エンジンから自社サイトへの流入を増やすために、特定キーワードの検索結果で自社サイトのページを上位に表示させるための施策。

自社ブランド、商品のブランディング

EC サイト リニューアル 自社ブランド ブランディング

ECサイトデザインとブランドや商品のデザインの整合性が取れてないと感じてきたら、リニューアルするタイミングなのかもしれません。

デザインを大幅に変更することで、よりブランドイメージや商品イメージを顧客に伝えられるようになります。

ブランディング目的のリニューアルが特に効果的なのは、事業拡大や社名変更、マーケティング戦略変更などのタイミングです。

例えば、薄利多売から品質重視に移行する場合は、ECサイトのデザインを全体的に変更し高級感を出す、などが考えられます。

ブランディングの効果が出ると、コンバージョン率(CVR)や顧客単価の向上のような、具体的な成果となって現れます。

このほか、ブランディングによって次のような効果が見込めるでしょう。

【ブランディングがもたらす効果】

・認知度、企業イメージの向上
・企業、商品への愛着による継続的な購買
・他社との差別化
・低価格競争からの脱却

扱う商品によっては、明確なブランディングが難しいケースもあるかもしれません。

しかし、コーポレートカラーやロゴマークとサイトの全体の色調を統一するなどの工夫次第で、顧客の記憶に残りやすくできます。

ユーザビリティ向上・更新作業の効率化

EC サイト リニューアル ユーザビリティ向上 更新作業

ECサイトのリニューアルは、サイトの使い勝手をよくする効果もあります。顧客側の視点とECサイト運営者の視点に分けると、以下のとおりです。

区分ユーザビリティ向上施策例見込める効果
顧客側・レスポンシブ対応(PCやスマホなどデバイスごとにサイト表示デザインを最適化すること)  
・検索機能やレコメンド機能の強化  
・EFO(入力フォーム最適化)  
・サイトスピードの向上  
・オウンドメディアとの連携、SEOの強化による検索性向上
・利便性の向上、  
クロスセル、アップセル →売上アップ  
・集客数アップ
ECサイト運営側・顧客管理ツールや在庫管理ツールなどとの外部連携  
・老朽化したシステムの更新  
・セキュリティ強化
・業務効率化  
・サイト更新作業の効率化  
・信頼性向上

このようにリニューアルは、大規模なユーザビリティ変更に対応できます。

消費者行動の変化、ITツールの進歩など、大きな外部環境の変化のタイミングにおいても、サイトのリニューアルで対応しましょう。

SEOの強化

EC サイト リニューアル SEO強化

ECサイトのリニューアルによって、SEOの強化も狙えます。SEOが強化され検索エンジンの検索結果上位に表示されると、中長期的に安定した集客が可能です。

SEOを強化する施策は、以下の3つに大きく分けられます。

  • 内部対策:サイトの構造、リンク、セキュリティなどの対策
  • 外部対策:SNSやWeb広告の活用、被リンク、引用・言及の獲得など
  • コンテンツSEO:顧客に有益な記事などの作成、競合分析、検索キーワード選定など

サイトのリニューアルは、上記の内部対策にあたります。内部対策は目的に応じて、以下の3つの施策に分類可能です。

種類主な対策
ユーザビリティを高める・レスポンシブ対応(MFI対応)、モバイルフレンドリー  
・ページ表示速度の高速化  
・パンくずリスト(ECサイト内の位置をツリー構造などでわかりやすくリスト化した表示)の設置 など
検索エンジンにサイト内容を正しく伝える・タイトルや見出し1に対策キーワードを含める  
・見出し構造を明確にする など
検索エンジンの巡回を促す
(クローラビリティの向上)
・サイトマップ作成  
・内部リンクの設置 など

内部対策によるSEOの強化は、EC事業者の努力次第で成果を出しやすいことが特徴です。

ECサイトのリニューアルを検討するタイミングとは

EC サイト リニューアル タイミング

ECサイトのリニューアルに適したタイミングは、売り上げ向上や業務効率化を図るうえで課題や制限が生じたときです。

具体的には、以下のようなケースが考えられます。

  • CVRを改善したい
  • 顧客単価がなかなか上がらない
  • 搭載機能やカスタマイズ性を増やしたい(現状のシステムではやりたいことができない)
  • サイトやシステムのセキュリティを強化したい
  • マーケティングツールと外部連携して業務効率を高めたい

このように、リニューアルはさらなる業績向上のために積極的に課題を見つけ、機能や性能を高めるために行います。

顧客からクレームが出たり、システム障害が起きたりするなど、問題が出る前に取り組むことが必要です。

ECサイトをリニューアルする流れ・進め方

EC サイト リニューアル 流れ 決め方

ECサイトのリニューアルは、一般的に次の5つのステップで進めます。

  1. ECサイトリニューアルの目的や予算・機能を決める(RFPの作成)
  2. ECベンダーを選定する
  3. 契約
  4. 定例会議で進捗や状況を確認
  5. リニューアル後の運用準備

それでは各ステップを詳しく解説します。

ECサイトリニューアルの目的や予算・機能を決める(RFPの作成)

ECサイトのリニューアルにあたり、まずはRFP(提案依頼書)の作成から始めましょう。

RFPとは、リニューアルの目的や予算、スケジュールなどの詳細を文書化したものです。

RFPはECベンダーの選定・依頼で必要な文書ですので、以下のポイントを押さえ、しっかり作り込みましょう。

目的を決定する

最初のステップは、リニューアルの目的を明確にすることです。

例えば、

・1年で売り上げを30%向上させる
・半年でリピーター率を20%上げる

などの具体的な目標やKPI(※)を設定しましょう。

リニューアルの目的が複数ある場合は、優先順位を設けます。

予算や期間には限りがあるため、すべてを一度に達成することは難しいこともあるでしょう。

例えば売上向上と管理業務の効率化の2つがあるなら、どちらを優先させるか決めておくと意思決定しやすくなります。

※KPI:重要業績評価指標(Key Performance Indicator)の略称。最終的な目標(KGI)に対し、その達成度合いを計測・監視するための定量的な指標を表す。

費用を決定する

次にリニューアルに使える費用を決める必要があります。

予算に応じてリニューアルできる範囲が異なり、例えばASP(※)、パッケージ、フルスクラッチなどのサイト構築方法に制限が出る場合もあるためです。

また、費用はギリギリで見積もるのではなく、ある程度余裕を持っておくことも大切です。リニューアル内容を検討しているうちに、機能を盛り込みすぎて予算オーバーにならないように注意しましょう。

リニューアルでは初期費用だけでなく、次のような費用もかかることもあらかじめ理解しておくことが重要です。

【ECサイトリニューアルで忘れがちな費用】
・データ移行費:顧客リストや商品リストの移行。データフォーマット加工などを依頼することもある
・ランニングコスト:サービスの月額利用料、運用支援サービス料、サーバレンタル費など
・メンテナンスコスト:保守運用サービス料、ハードウェアの修理・交換など

 ※ASP:Application Service Providerの略称。サイト構築に必要な機能を備えたシステムをクラウド上で提供するサービスを指す。 ASPカートシステムは商品管理や決済機能など、ECサイトに必要な機能が含まれているため、初期費用や開発コストが抑えられる。

スケジュールを確定する

EC サイト リニューアル スケジュール

具体的なリニューアル内容を検討する前に、スケジュールを決めておきます。

EC事業では、年末商戦や季節物の販売など、運用をスタートできる時期が重要なケースが多いためです。

したがって、まずリニューアルオープン日を決めた後、そこから逆算して、以下のスケジュールを検討することをおすすめします。

・要件定義にかけられる時間
・開発会社の選定の締め切り日
・オープン前のテストやトレーニングの期間をどれくらい確保したいか

ここまで決めておけば、要件定義にあたるエンジニアや、サービスの選定者などの各担当者のスケジュールも明確になります。

また、上記の期間を差し引いた期間がECベンダーの開発期間ですので、商談・契約交渉もしやすくなるでしょう。

ECサイトのリニューアルは、規模や内容により異なりますが通常2~3ヵ月、大規模サイトであれば半年以上の時間がかかります。

早めにプランを練るようにしてください。

要件定義

次に、ECベンダーとの認識のズレをなくし、希望どおりのサイトを構築するために要件定義を行います。

要件定義とは、ECサイトで実現できる機能や、満たすべき性能などを明確に定義することです。

以下のポイントに気をつけると、作業を進めやすくなります。

【要件定義で気を付けるべきポイント】

・すぐ必要な機能と将来的に実装したい機能を分け、優先順位をつける
・既存の機能やサービスに廃止すべきものがあるか検討する
・将来的にサイトの規模や機能を拡張できるようにする
・MAツール(※1)など、連携する外部ツールをリストアップしておく

※1 MAツール:マーケティングオートメーションツールの略称。新規顧客の獲得・見込み顧客を育成するための施策を自動化・効率化し、マーケティング活動をサポートするためのツール。

非機能の要件定義

非機能の要件定義とは、ユーザーの使い勝手のよさや安心感、運営体制など機能的な要件以外の定義です。

具体的には、以下のような例が挙げられます。

【非機能の要件定義例】

・ページ表示速度を3秒以内にする
・メンテナンス停止時間は1時間以内にする
・サーバの監視やバックアップを外部に委託するか否か
・ECの運営業務を外部に委託するか否か
・システムに不具合が発生したときの原因究明や復旧作業を外部に委託するか否か

非機能の要件定義は具体的な機能でないため見逃しやすく、ECベンダーとの認識の違いも出やすい点に注意しなければなりません。

特に、サイト構築後の保守やサポートの範囲は必ず確認しておきましょう。

ECベンダーを選定する

EC サイト リニューアル ECベンダー

RFP(提案依頼書)を作成したら、次にECベンダーの選定に移ります。

選び方としては、複数のECベンダーに連絡、相談してRFPを送り、提案内容や契約条件、金額、スケジュールなどを比較しながら検討するのが一般的です。

ベンダー選びはリニューアルの成功を左右する大切なポイントとなるため、慎重に進めましょう。ECベンダーの種類はこちらの記事にも記載があります。

内部リンク:https://wca.co.jp/ec-column/ec-shop/ec-site-secret/

また、WCAのようなECコンサルティング業者や、ECサイトのデザイン制作会社に相談して一緒に選んでいく方法もあります。決めきれない場合は相談してみるのもおすすめです。

契約

自社の予算内で要件を満たせるECベンダーを選び、契約に進みます。

契約内容は詳しくチェックしましょう。納期や金額などの基本項目はもちろん、以下のような内容もよく確認しておきましょう。

  • 再委託の可否:別会社やフリーランスへの再委託を許可するか
  • 秘密保持契約書(NDA)の締結の有無:顧客情報やマーケティング手法など、必要に応じて追加する
  • 瑕疵担保責任:バグ、システム不具合があった際の補償、弁償
  • 著作権:デザイン、画像、イラストなどの著作権の帰属者は誰か

定期的に進捗や状況を確認

ECベンダーによる開発、制作がスタートした後も、定期的に連絡を取るよう心掛け、進捗や状況を細かく把握しましょう。

チェックするポイントは、主に以下のとおりです。

・スケジュールどおりに作業が進んでいるか、問題が生じていないか
・サイトデザインでイメージのズレが生じていないか
・要件の漏れや抜けがないか、認識のズレが生じていないか

ECベンダーの窓口となるのは、小規模のリニューアルなら営業かWebデザイナーの兼任者です。大規模なリニューアルであれば「Webディレクター」と呼ばれる専任の担当者が付きます。

リニューアル後の運用準備

リニューアル後、スムーズにECサイトの運用を再開するために準備しておきたいことは、主に以下のとおりです。

  • 各種メールフォーマットを用意する
  • データ移行
  • リダイレクト設定
  • 運用ルールの策定

ただし、ECベンダーに依頼する非機能の要件によって変わりますので、すべてが必要とは限りません。

それぞれの内容についてポイントを解説します。

各種メールフォーマットを用意する

EC サイト リニューアル メールフォーマット

ECサイトの運営に必要な各種メールの定型文を準備しておきましょう。

 【定型文種類(例)】
・注文確認メール
・注文キャンセル完了メール
・入金確認メール
・入金依頼、催促メール
・発送完了メール
・問い合わせの自動返信メール
・フォローメール(配達状況や到着確認など)
・お詫びメール(在庫切れ、未着、破損など)

これらの多くは、リニューアル前のものを活用して問題ありませんが、決済方法の追加やECサイトのURL変更などがあれば、適時更新が必要です。

リニューアルオープン前に、修正漏れがないかしっかりと確認しておきましょう。

データ移行

リニューアルオープンの前には、商品データや顧客データの移行が必要です。

大規模なリニューアルでは、データをそのまま使えるケースは少ないため、データ加工や入力作業の準備をしておきましょう。

まず、次の内容を確認し、工数や必要な人員を把握します。

 ・移行範囲とデータ量
・そのままインポートできるファイルと、フォーマット変更が必要なファイルの整理
・必要な人的リソースと割り当て

フォーマット変更やファイル名変更などが煩雑な場合は、ECベンダー等に加工や入力作業を任せる方法も検討しましょう。

また、新たに商品を追加する場合は、商品名、型番、価格、サイズ、容量、商品画像、商品説明文などを準備しておきます。

リダイレクト設定

リニューアルによりドメインやURLが変わる場合、「301リダイレクト」も設定しておきましょう。

301リダイレクトとは、URLが恒久的に移行する場合に設定する転送処理です。

運用開始の準備が整った後は、基本的に301リダイレクトを用います。しかし、以下のケースでは、「302リダイレクト」という一時的な転送方法を採る場合があります。

  • システムのメンテナンスをしたい
  • 一部ページで不具合が出た

運用ルールの策定

現場レベルでの業務フロー、マニュアルも用意しておくと困りません。

  • リニューアル後の機能、操作、フローなどの変更点をまとめたダイジェストマニュアル
  • 管理業務マニュアル(データバックアップやアクセス解析など)
  • 改訂版の社内ルール(セキュリティルール、トラブル時の対応マニュアルなど)

これらの運用ルールは単に作成するだけでなく、必要に応じて説明会、研修なども実施しましょう。

ECサイトのリニューアルの期間・費用感はどれくらい?

EC サイト リニューアル 費用 期間

ECサイトのリニューアルに要する期間や費用は、サイトの規模とECカートの更新の有無によって大きく変わります。あくまで目安に過ぎませんが、以下の表を参考にしてください。

ECカート更新なしECカート更新あり
期間金額期間金額
100ページ以下3カ月以内100万円以内3カ月程度100万~500万円程度
100ページ以上3カ月程度100万~500万円程度3~6カ月100万~1,000万円程度

ベンダー選びがECサイトリニューアル成功の鍵!?

ベンダー選びはECサイトのリニューアルを成功させる鍵となる重要なポイントです。ここでは、ベンダーを選ぶ際に参考にしたい3つの項目について解説します。

  • セキュリティの高さ
  • 自社でサーバ管理を行っているか
  • 自社の商品に関連する分野で実績が多い

セキュリティの高さ

EC サイト リニューアル セキュリティ

ECサイトは顧客の氏名や住所、クレジットカード情報などの個人情報を預かります。

高いセキュリティレベルを実現できるECベンダーを選びましょう。

具体的には、以下の機能を実装できるかどうかが重要です。

  • PCL DSS準拠:クレジットカード業界が定めたセキュリティ基準
  • 企業認証SSL(OV SSL):実在の企業であることを証明するSSL証明書
  • EV SSL:最も厳格な企業認証
  • 24時間365日の有人サーバ監視
  • 不正アクセス検知サービス

自社でサーバ管理を行っているか

ECサイトは、サーバーが落ちてしまうと大きな損害につながります。

したがって、次のような課題があるEC事業者は、自社でサーバ管理をしているECベンダーを選ぶことをおすすめします。

  • セールなどでアクセスが集中することがある
  • 長時間のシステムダウンが許されない
  • 自社にサーバの保守人員がいない、出せない

自社でインフラ(サーバ)を管理するECベンダーは、システム障害時の復旧がスピーディーな傾向があります。

自社の商品に関連する分野で実績が多い

過去の実績が多いECベンダーを選ぶことは大切ですが、特に自社と同類の商品ジャンル、ビジネスモデルで実績豊富なECベンダーを選べば、リニューアル成功の可能性が高まります。

ほとんどのECベンダーは、導入企業や制作事例、受注数を紹介していますので、自社に合ったECサイト構築ができるか、事前にリサーチするとよいでしょう。

ECサイトのリニューアルで成功した事例4選

ここでは、ECサイトの課題をリニューアルにより解決できた事例をご紹介します。

食品関連:A社の事例

EC サイト リニューアル EC施策例 事例

【リニューアルの目的】

紙の使い捨て食器をメイン商材とするA社では、広告による新規顧客開拓に限界を感じ、注文単価を上げるためにECサイトをリニューアルしました。

【主な変更点】

リニューアルでは、ECサイトを株式会社Eストアーが運営するASPカートシステム「ショップサーブ」に移転。

一定以上の金額を購入した場合に割引が適用される「高額購入割引」機能を搭載。

【結果】

お得なまとめ買いを選ぶ消費者心理を刺激でき、月商が倍以上になりました。

食品関連:B社の事例

【リニューアルの目的】

ギフト用食品をメインで扱うB社では、顧客の声を聞いた結果、家庭のお祝い事で食べる少量の食品セットのニーズがあることがわかり、家庭用にも注文できるサイトにしたいとリニューアルを行いました。

【主な変更点】

ECサイトをリニューアルし「贈呈用」「家庭用」を迷うことなく注文できるように、サイトのディレクトリ構造やデザインを一新。

【結果】

新たな顧客を獲得できたことで、お中元・お歳暮の時期以外にも安定した売上を出せるようになりました。

美容・コスメ:C社の事例

【リニューアルの目的】

女性向けの美容液やアイクリームなどを扱うC社は、CVRや顧客単価の向上を目的に、小まめにECサイトのリニューアルを続けています。

【主な変更点】

  • 定期販売システムの導入
  • 商品や顧客ランクに応じたポイント制度の導入
  • 2年ごとのデザイン変更(トレンド感を出すため)

【結果】

売上はもちろん、リピート購入率や顧客のLTVが年々上昇しており、一定の固定客をつかんで安定した収益をあげられるようになりました。

家具・家電・インテリア:D社の事例

【リニューアルの目的】

大手インテリアメーカーのD社は医療・介護用ベッドのレンタル事業スタートにともない、ECサイトのリニューアルを行いました。従来のECサイトは相談窓口としての機能しかなく、オンライン注文に対応できていなかったためです。

【主な変更点】

オンラインとオフラインの融合をメインに行いました。

特殊かつ高額な商品であるため、オンライン注文で迷った際に電話対応や訪問営業などのサービスに切り替えやすい機能を搭載。

顧客の離脱を防ぐカスタマーサービスに力を入れたサイトにリニューアル。

【結果】

顧客に寄り添った対応を実現でき、成約率の向上にもつながっています。

ECサイトリニューアルを成功させて売上アップを目指そう

ECサイトをリニューアルする本来の目的は、課題の解決、売り上げアップです。

この目的達成のためには、課題の洗い出しや目的の策定などいろいろと準備が必要なほか、データ移行やセキュリティレベルの確保などの技術的な対策も欠かせません。

WCAではリニューアルにおける要件定義(課題の発見)から、顧客のUI/UXに基づいたサイト制作まで、数多くの事例に基づいて的確に対応可能です。 ECベンダーのリプレイスに伴うリニューアルにも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

ECサイトでお困りなら、
WCAにご相談を。

「売れる」サイト制作から運営代⾏・集客施策、恒常的なコンサルティングまで、クライアントに寄り添いながら課題を解決していくのがWCAのトータル⽀援です。ECサイトでお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

佐藤 章 (さとうあきら)

株式会社WCA クリエイティブディレクター | 外資系広告代理店で主なキャリアを積み、2021年WCAに入社。通常の広告コンテンツ制作はもちろん、プロセスの要所要所で概念を言語化し、コミュニケーションの文脈を開発。改善が必要の場合はそれに伴うコンテンツの提案。コアアイデアを確立させて各メディア(Webサイト、SNS、イベント、店頭ツール)に展開するクリエイティブディレクションから表現としてのコピーライティングまで手掛ける。 カンヌファイナリスト / IBAファイナリスト / Times Asia-pacific AD Awardsファイナリスト / CLIOファイナリスト / ニューヨークフェスティバルファイナリスト / Times Asia-pacific AD Awardsファイナリスト / IBAファイナリスト / ACC賞など国内外の広告賞を受賞。

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