ECコンサルタントとは?4つのメリットや選ぶときの注意点を徹底解説!

ECコンサル

ECサイト運営

ec コンサルタント メリット

変化の激しいネット社会に適応するのは至難の技。ECサイト業界でも、未経験者が成功するのはごく一部です。

理由は、気軽にサイトが立ち上げられるようになり、競合の数が急増したためやインフルエンサーを通して商品が売れる時代になったため。今まで通りやっていても売上が伸びにくく、サイト運営をECコンサルタントに任せる企業が増えてきました。

そこで、

ECサイトの売上が伸びず、どこが悪いのかも分からない

前はたくさん売れてたけど、最近ほとんど売れなくなった

とお悩み中のECサイトを運営しているあなたへ、ECコンサルタントの仕事内容や依頼するときのメリット・デメリットをご紹介。どんなことをしてくれるのか、サイト運営を任せる必要性がすっきり分かります!

ECコンサルタントは運営を伴走するサポーター

ECコンサルタントとは、クライアントの状況や目的に応じたECサイト運営を伴走するサポーターのこと。サイト設計だけでなく、集客施策やリピート施策などECサイトの売上を最大化するための提案をします。

最近、デザインテンプレートが豊富で素人でも簡単に操作できるECサイト作成ツールが増え、サイトを立ち上げるハードルが格段に低くなりました。

しかし、よほどの経験がない限り、開設後にアクセスを獲得して売上を伸ばすのは難易度が高めです。そこで、ECサイト運営で確実に成果を上げたいという企業は、ECコンサルタントを上手く活用するようになってきました。

ECサイト運営が難しい2つの理由

そもそも、なぜECサイトの運営が難しいのでしょう?その理由は以下の2つ。

  • 目的に合わせた導線設計が必要なため
  • EC市場は変化が激しいため

それぞれ説明していきます。

目的に合わせた導線設計が必要なため

ひとくちにECサイト運営といっても、収益アップや知名度アップなど目的はさまざま。そのため、達成したいものに合わせた導線設計が必要です。

例えば、

・集客するための安価な商品を販売する

・売上を上げるための商品を販売する

など。目指す目的へのプロセスは大きく変わります。

集客のための安価な商品は、購買のハードルが低め。広告からECサイトに直接誘導しても売りやすいです。ただし、リピーターになってもらうにはその顧客をメルマガに誘導するなどの次の導線が必要です。

一方、売上を伸ばすための高単価な商品は、広告とECサイトの間に魅力や価格を詳しく説明するページが必要。

このように、目的次第でECサイト運営の戦略は大きく変わるので、サイトの運営経験がなければ難しいでしょう。

EC市場は変化が激しいため

インターネットの世界は目まぐるしく成長しており、ECサイトの市場は変化が激しいです。すぐに情報が更新されるので、常に最新の情報を取り入れなければすぐに時代遅れになってしまいます。

経済産業省によると、これからもEC業界に大きな変化が訪れる見込みです。

”5Gにより、きめ細かい情報を大容量の動画やVRイメージで伝えることが可能となり、EC業界が大きく変化する可能性がある。”

※引用元:令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書|経済産業省(2022年1月時点)

EC市場の最新情報を取り入れ続けているプロでなければ、市場の流れに沿った施策を打つのがますます難しくなってくるでしょう。

ECコンサルタントに依頼する4つのメリット

ECサイトの運営が難しいと感じたら、ECコンサルタントに依頼してみましょう!

主に、以下のようなメリットが生まれます。

  • 売上目標への道のりがはっきりする
  • 戦略的な集客で勝率が高められる
  • 緻密な分析で戦略がアップデートできる
  • 長期的な視点で事業が育める

それぞれ説明していきます。

売上目標への道のりがはっきりする

ECコンサルタントは数多くのECサイトを改善してきた経験があるので、課題を明確にしてくれます。運営者は効果的なアクションが分かるため「売上目標」というゴールまでの道のりがはっきりします。

何をどうやったら売上が伸びるの?

ECサイトの運営中に、このような悩みを感じたことはありませんか?

多くのECサイト運営者は、課題が見えないという悩みを持っています。何が原因で商品が売れないのかが分からない限り、改善できませんよね。

何をすればいいのか分からずモヤモヤしている方は、ECコンサルタントに伴走してもらうと良いでしょう。

戦略的な集客で勝率が高められる

ECコンサルタントは、経験に基づいた信頼性の高い集客戦略を練ってくれます。戦略的に集客の施策を打つことができれば、目標達成までの道のりがグッと縮まります。

どれほどおしゃれで使いやすいサイトを作れたとしても、TOPページや商品ページにアクセスしてもらえなければ意味がありません。当然ですが、アクセスがなければ商品は売れないからです。

よく陥ってしまうのは、集客のことをあまり考えずにWebデザイナーに高額なデザイン費を払ってしまうというミス。デザインはとても重要な要素ですが、集客はそれ以上に大切です。

緻密な分析で戦略がアップデートできる

サイト運営に失敗はつきもの。ECコンサルタントといえど、最初から完璧に成功に導ける人はいません。提案された施策がうまくいかないこともあります。

大事なのは、失敗してからそれをどう活かすか。

ECコンサルタントはさまざまな分析ツールを使いこなし、上手くいかなかったポイントや原因を明確にします。そして、それに対する施策を提案し戦略をどんどんアップデートしていきます。

ECコンサルタントに伴走してもらうと、圧倒的なスピードでサイトが改善!プロならではの分析と生じた課題を解決していくことで、最短距離で成功できるでしょう。

長期的な視点で事業が育める

ECコンサルタントは、長期的な視点でECサイトを運営する戦略を立ててくれます。例えば、サイトにアクセスしたユーザーに購買してもらうだけでなくリピーターにつなげる戦略

メールアドレスを獲得し、リスト化し、定期的にメルマガを送ってアプローチすることであなたのサイトのファンが増えていきます。

さらに、ただメールを送るだけでなく、件名や本文内容からサイトへの導線設計などをおこなうことで購買率があげられます。

お金と時間と労力をかけて構築したECサイト。最初は売れたけど、後に続かないという状態になってしまうのはもったいない!ECコンサルタントの助言に従えば、短期的ではなく長期的な売上が狙えます。

参考:SaaS・ITサービスの比較サイトならkyozon

ECコンサルタントに依頼するときの注意点

ECコンサルタントへの依頼は、良いことばかりではありません。注意すべきこともあります。

以下の2つについてお伝えします。

  • 委託費用がかかる
  • サポート範囲が決まっている

委託費用がかかる

ECサイトで事業を成功させたい!という運営者は、ある程度の費用を覚悟のうえでECコンサルタントに委託するのがおすすめです。

外部に仕事を委託すると、外注費がかかってしまいますよね。

ECコンサルタントも同様。そのうえ、誰にでもできる単純作業ではなく高度な知識とノウハウが必要なので外注費は安くないと感じる方が多いかもしれません。コストの節約のために、内部人材にECサイトの運営を任せる企業もあります。

しかし、ECコンサルタントに任せれば売上が伸びる可能性大!サイト運営の経験が浅い人材より確実です。時間がかかるとそれだけ費用がかかってくるので、コストの削減にもつながります。

サポート範囲が決まっている

ECコンサルタントといっても、サービス内容はさまざま。ヒアリング後、軽く助言するだけのところもあり、依頼する際はサポート範囲をしっかりと確認することが大切です。

しっかりと調査をしたうえで戦略を練り、分析結果を次の施策につなげるのがECコンサルタントの仕事。そこまでのフォローがないコンサルタントに依頼しても、期待する効果が得られないおそれがあります。

ECコンサルタントの3つの種類

ECコンサルタントには、以下の3つの種類があります。

・オールラウンド型

・大型モール型

・越境EC特化型

それぞれについて紹介していきます。

オールラウンド型

オールラウンド型は、文字通りECサイトの運営に必要なことを全面的にサポートしてくれるコンサルタント。サイトの運営全般が任せられるので、集客や売上アップに自信のない担当者に特におすすめです。

今、抱えている悩みに対して詳しい原因や改善方法がよく分からないという場合も、まずはオールラウンド型のECコンサルタントを探してみるといいでしょう。

大型モール特化型

大型モール特化型のECコンサルタントは、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの規模の大きいECモールに特化したコンサルタントです。

ECモールは、

・利用者の性別や年齢層

・商品の検索意図

・商品の表示形式

・キャンペーンの内容

・送料や返金などの事務的な内容

など、特性が異なります。改善したいサイトが属するモールに特化したコンサルタントに依頼しましょう。

越境EC特化型

越境EC特化型のECコンサルタントは、海外のマーケットに精通したコンサルタント。国内と海外ではマーケットの性質がまったく異なるので、販路を海外に拡大していきたい、海外で勝負したいサイト運営者におすすめです。

希少性が高く、ほかの2つよりも費用は高めですが海外展開の難易度がぐんと下げられます。日本よりも物価が高い国のマーケットがつかめれば、商品単価が引き上げられるので見返りが大きくなります。

ECコンサルタントの仕事の流れ

最後に、ECコンサルタントはどんな流れであなたのECサイトを改善してくれるのかを見ていきましょう。

①調査と分析

②戦略設計

③企画と制作

④販促展開

⑤検証と解析

それぞれ説明していきます。

調査と分析

まずは、クライアントの現状把握からスタート。販売する商品の特徴・目標売上・今までどのような施策を打ってきたのかなどをヒアリングします。

得た情報を元に、サイトの解析や市場・競合を分析して課題を抽出。見つかった課題を元に戦略を立てていきます。

戦略設計

次に、クライアントとの話し合いの上でターゲットを設定し、戦略的な事業計画を立てていきます。

ECサイトの売上で重要な要素は「集客・客単価・転換率」の3つ。転換率とは、サイト訪問者のうち、商品を購買する人の割合のことをいいます。

  • 集客:マーケット・ターゲットに最適な集客手法を選定
  • 客単価:顧客属性ごとの最適なフォローアップ戦略
  • 転換率:効果の高い導線設計とデザイン戦略

これら3つの指標を踏まえてターゲットに合わせた戦略設計を立てていきます。

ちなみに、ECサイトが伸び悩んだ時に分析するのもこれらの指標。どれかを少し修正するだけで売上が倍増することもあります。

企画と制作

戦略設計のもと、ターゲットに対する最善なアプローチを考察。PR戦略やクリエイティブ設計などの販促企画の立案をします。

例えば、「ターゲットへのアプローチに最適なのはFacebookだ」と選定し、詳細設定や1日あたりの予算を決めるのがPR戦略。広告を出す際に必要な動画・画像・文章・タイトルなどを作成するのがクリエイティブ設計です。

ターゲットに有効な広告ツールを判断したり、それを効果的に運営するスキルが求められます。

販促展開

具体的なアクションが決まったら、広告運営・チラシの配布・DMの発送など、企画に応じて販促施策を実行します。チラシやDMなどは途中で変更しにくいですが、広告はすぐに修正できる可能性があります。

アクセス数・クリック率・転換率などの数字を参考にし、反応が悪ければ途中でストップ。広告を差し替えたり、配信先の条件を変更したりします。

ここでは、リアルタイムで臨機応変に修正できるスキルが必要。売上に直結する部分なので、広告運営のスキルをもつECコンサルタントの腕の見せどころです。

検証と解析

長期的にECサイトを運営したい場合は、検証と解析が最も重要。仮説を検証し、次に活かし続けることでECサイトが成長していくからです。

検証をしないと、打ち出した施策のどこが良くてどこが悪かったのかがはっきりせず、次に活かせません。

とはいえ、どのように結果を検証すればいいのか分からない方も多数。ECコンサルタントは、プロならではの視点でさまざまなツールを駆使して結果を分析します。

参考:経営コンサルティングなら株式会社Pro-D-use

目的が果たせそうなECコンサルタントを選ぼう

今回の記事では、ECコンサルタントについて以下のことをお伝えしてきました。

  • 集客施策やリピート施策まで、ECサイト売上を最大化する提案をする
  • EC市場は変化が激しく、適応する難易度が高い
  • ヒアリングを通じて徹底的に現状を把握する
  • 勝率を高める戦略的な集客施策を提示する
  • ターゲットに最適なアプローチ方法を選ぶ
  • 長期的な視点を持った戦略設計を練る

具体的な業務内容からサポート可能な範囲まで、ECコンサルタントについての理解が深まりその必要性を感じていただけたのではないでしょうか。

とはいえ、どこに相談すればいいのか分からないという方は弊社「株式会社WCA」まで!

お電話やメールにて、お気軽にご連絡くださいませ。

または、以下もおすすめです。コンサルキャリアでは、現役コンサルタントがコンサル転職やポストコンサルキャリアについて情報を発信しています。あわせてご確認ください。

参考:コンサルキャリア - 20-30代のためのハイキャリアメディア

ECサイトでお困りなら、
WCAにご相談を。

「売れる」サイト制作から運営代⾏・集客施策、恒常的なコンサルティングまで、クライアントに寄り添いながら課題を解決していくのがWCAのトータル⽀援です。ECサイトでお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

青嶋 剛史(あおしま たけし)

株式会社WCA ゼネラルマネージャー | 大学卒業後、現P&Gジャパンに入社し、営業やトレードマーケティングに従事。その後アマゾンジャパンやアリババジャパンの事業責任者を歴任、CEOとして中国企業の日本法人立ち上げも経験。ECのみではなくマーケティングや販売戦略など幅広い領域でのコンサルティングサービスに対応。

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