楽天広告とは?代表的な種類とメリット・デメリットを徹底解説
ECサイト集客
今やECサイト(ネットショップ)の代名詞となっている楽天市場。ゼロからのWebサイト制作が不要で、比較的簡単な手続きと必要項目の入力を済ませば開設できます。個人などの小規模で楽天市場でのショップ運営をしている人も多いのではないでしょうか。
そんな中、トップページや検索結果のページでよく見かける「楽天広告」が気になっている人も多いはず!競合のショップや似た商品があるとついクリックしてみたくなりますよね。
楽天広告は、さらに売上を伸ばしたいならまず始めに取り掛かるべき手段の1つです。複雑に感じるかもしれませんが、実際には難しくなく効果の高いマーケティングが期待できます。
ここでは、
「概要をまずは知りたい」
「売上をもっと伸ばしたい」
「種類が多すぎて何が良いかよくわからない」
と悩んでいる楽天市場の運営者に向けて、特徴や種類などの詳しい情報をご紹介。楽天広告を運用するうえでのメリットとデメリットもお届けします。
すぐにスタートできる必須知識を身につけながら、楽天広告の良さを知っていただければ幸いです。
目次
楽天広告でより多くの集客にチャレンジしよう!
楽天広告の特徴
楽天広告は、あなたが運営する楽天市場のショップへの集客手法の1つ。ダイレクトにあなたの楽天市場ショップ(もしくは商品)へユーザーを誘導できるため、売上に直結します。
大きな特徴は「広告の種類が豊富」なことです。あなたのショップの強みやターゲット層によって種類が選べます。より相性の良い広告を利用すれば、広告効果が高まるでしょう。
楽天広告自体のテクノロジーも成長しており、ユーザーの行動を元に効率的な集客活動が可能です。
どの種類を選ぶかが大切
実際に存在する店舗と同じように、楽天市場でも集客数は非常に重要!
Web上では「アクセス数」のことを指しており、広告を選ぶ際にはアクセス増加が期待できるものを選ぶことが集客数アップにつながります。
また、各広告ごとに配信形式や広告形式が異なるので、しっかりと各広告の内容を把握しておく必要があります。どの種類を選択するかによって費用対効果も変わるので、それぞれをしっかりと確認しておきましょう。
楽天広告の種類は大きく分けて3つ
楽天広告の種類は、大きく分けると次の3つです。
- 運用型の広告
- ニュース広告
- バナー・ディスプレイ広告
各内容をしっかりと把握して、あなたの楽天市場ショップに利用できそうか、どれがマッチしそうかを考えてみてください。1つずつ解説していきます。
運用型の広告
楽天広告の運用型広告は、広告を配信しながらあなた自身で設定の調整ができる広告です。
実際の広告としてチラシを配っても、途中での広告内容や配布方法の変更は難しいですよね。一方、楽天広告の運用型広告は、必要に応じて各種設定が変更可能。売上金額やクリック数などのあらゆる指標を確認しながら、最適な配信設定を目指して運用できます。
使用金額は自身で設定できるため、スタートしやすいでしょう。3つの中でも広告種類が多く、楽天広告の主流ともいえる分類です。
ニュース広告
ニュース広告は、楽天市場の会員に対してメールマガジンという形式で配信する広告です。楽天市場で蓄積されたデータを元に、広範囲の人へ配信できます。
楽天市場の会員なら、楽天ポイントやキャンペーンを利用しているはず。そのサービスをあなたの商品にも含めれば、やみくもに広告を配信するよりも高い費用対効果が期待できます。
ただし、配信対象がピンポイントではないため取り扱う商材との相性を考えたうえでニュース広告を選んだ方がよいです。認知拡大やアクセス増加に適しているといわれています。
バナー・ディスプレイ広告
バナー・ディスプレイ広告は、楽天市場の中で配信できる画像形式の広告です。
広告フォーマットが文章ではなく画像なので、商品の雰囲気や季節感といった言語化しにくいポイントがアピールしやすいです。
運用型広告は基本的にユーザーを選んで配信しますが、ディスプレイ広告は枠を選びます。適切な枠選びが成果につながるでしょう。
楽天広告の代表的な種類
では、楽天広告がよりイメージしやすくなるように、種類をさらに細かく見ていきましょう。
数ある広告の中でも、今回紹介するのは代表的なものばかり。この中から選んでもらえると問題ありません。
- RPP広告(運用型広告)
- クーポンアドバンス広告(運用型広告)
- CPA広告(運用型広告)
- 大型イベント広告(ディスプレイ広告)
- 通常ディスプレイ広告(ディスプレイ広告)
- おすすめニュース広告(ニュース広告)
どれも、選び方や使い方によって大きな効果を発揮します。気になる広告があれば積極的にチャレンジしてください。
RPP広告(運用型広告)
RPP広告は「Rakuten Promotion Platform(楽天プロモーションプラットフォーム)」の略。楽天市場での検索キーワードに連動し、広告が配信される仕組みです。
商品を探すときは、検索欄にキーワードを入力した後、結果としていろいろなものが並びますよね。その中で、商品名のリンク冒頭に「PR」と記載されているものがRPP広告です。
キーワードに連動するという部分については、Web広告におけるリスティング広告のイメージに近いといえます。
「キーワードを検索している = 欲しいものが大体決まっている=購買意欲が高い」ので、枠を対象に配信するディスプレイ広告などと比べると効率的。かかる費用は、入札単価をはじめキーワードと説明文の関連性などさまざまな要素が関連します。
クーポンアドバンス広告(運用型広告)
クーポンアドバンス広告は、あなたの取り扱う商品に対して楽天市場が最適な値引き額を設定しクーポンを発行して集客する広告です。
2023年2月の段階では、ユーザーの楽天市場の画面にて「あなたにおすすめのクーポン」という案内の下に値引き額とともに表示されます。
ユーザー自身が気になった商品を見つけてクリックし、クーポンを取得して購入に至るという流れです。
CPA広告(運用型広告)
CPA広告は、ユーザーの広告クリックから一定時間以内に購入に至った場合、その売上の20%が広告費用となる広告です。
楽天市場における「売上の20%」は少なくありませんが、それだけ効果が高いといえます。広告費用がある程度用意できる場合にはぜひ試したいところです。
また、設定についても手軽であり手間があまりかかりません。設定画面でCPA広告を「有効」に変更するだけで、配信する商品が自動で選ばれます。
大型イベント広告(ディスプレイ広告)
楽天市場では、ユーザーに向けて「お買い物マラソン」「楽天スーパーセール」等が開催されます。そのイベントページに掲載される広告が大型イベント広告です。
各イベントではポイント還元率がアップするため、参加者は購買意欲が高いといえます。その枠に対して画像広告が配信できるのは魅力的ですね!
目を引くような画像構成やデザインにしたり、取扱商品を工夫したりして大幅な売上アップが図れます。
通常ディスプレイ広告(ディスプレイ広告)
通常ディスプレイ広告は、楽天市場内の商品ジャンルページなどに対して、画像広告形式で配信できる広告です。
楽天市場が毎月広告枠を販売しているため、その中から商品と関連性の高い枠が購入できます。PDCAとして、どの枠が効果が高かったかを記録しておき、次回の配信に活かすと効果的です。
おすすめニュース広告(ニュース広告)
おすすめニュース広告は、メールマガジンとして楽天市場の会員に対して配信する広告です。会員の閲覧や購買行動に合わせて配信でき、メルマガ上のリンクのクリックによって費用が発生します。
例えば、過去に商品を購入してくれたユーザーに対してシーズンやトレンドの最中にある商品を紹介し、再度購入してもらえればリピーターの獲得につながります。使いどころやタイミングが重要な広告です。
楽天広告のメリット
楽天広告のメリットとデメリットを知って、安心かつ問題への対策済みの運用をしていきましょう!
楽天広告のメリットは、主に次の3点です。
- 商品を求めるユーザーの流入が図れる
- 即効性がある
- 費用対効果が見込める
なぜ、楽天市場の運営者はみな広告を利用するのかがわかります。
また、広告利用時にはこれらのメリットが最大限に活かせるように心がけましょう。
商品を求めるユーザーの流入が図れる
楽天広告の1つめのメリットは「商品を求めているユーザーが獲得できる」です。
通常の楽天市場での出店よりも、タイミングや興味関心など比較的購買意欲が高いユーザーに商品がアピールできます。
あなたの商品が素晴らしく、通常出店では目につきにくい場合、楽天広告によって売上は飛躍的にアップするでしょう。
運用を開始したらアクセスされた情報を分析し、さらに意欲の高いユーザーへ配信することも重要です。
即効性がある
2つめのメリットは「即座に結果が得やすい」です。
売上の伸ばし方には、無数の策や案があります。商品ラインナップの変更や値下げ、商品写真の差し替えなどが一般的なものです。楽天広告もこの中に含まれますが、特に即効性というメリットを持ちます。
商品写真を差し替えるだけで、売上が改善することもあるでしょう。しかし、時間がかかったり、そもそもの売上が低下してしまうおそれもあります。
一方、楽天広告は売上までの仕組みがシンプル。あなたの店舗の露出が急激に増えるので、必然的にユーザーの目につきやすく配信開始から即座に効果を得やすいです。また、配信によって売上が落ちることもほとんどありません。
費用対効果が見込める
3つめのメリットは「高い費用対効果が見込める」です。
広告配信はがむしゃらに配信しても効果はあまり期待できません。マーケティング目線からユーザー心理を理解したうえでおこなえば、高い費用対効果が見込めます。
専門的な技術や知識が必要ですが、楽天広告を上手に活用すれば広告費以上の利益を生むことは難しくないでしょう。
楽天広告のデメリット
楽天広告のデメリットもきちんと理解しておきましょう。
- 費用がかかる
- リソースがかかる
- 広告運用の知識が必要
効果の大きい楽天広告も、悪い点を理解しておけば何かしらの対策ができます。
費用がかかる
楽天広告の1つめのデメリットは「広告費がかかる」です。楽天市場のショップ運営にかかる費用が増えるため、売上が横ばいだと利益は下がってしまいます。
楽天広告の種類を詳しく知ったり、金額を事前にしっかりと把握したりして使いすぎ(配信しすぎ)を防ぎましょう。
ただし、運用型広告であれば懐事情と相談して随時設定変更が可能。売上を伸ばすためにも、広告配信が続けられるような金額が理想的です。
リソースがかかる
2つめのデメリットは「利用にリソースがかかる」です。こちらは自社(自分)で運用する場合は避けられません。
仕組みや設定方法などは覚えれば簡単ですが、広告の利用開始時には学ぶ時間が必要です。細かくいうと、学習するためにほかの作業ができなかったり、営業ができず売上に伸び悩んだりするおそれがあります。運用する人材の準備も必要です。
広告運用の知識が必要
3つめのデメリットは「分析や解析などの広告運用の知識が必要」です。
楽天広告は、PDCAを回すことで効果を高めることが重要。そのためには、分析や解析などができるように広告運用の正しい知識の習得が必要です。
例えば、クリック率や購入率などの指標をもとに次なる改善策を実施すること。最初は慣れないかもしれませんが、売上を伸ばすためには欠かせません。
リソース不足は「運営代行業者」で解消!
楽天広告のデメリットをまとめると、リソース不足にたどり着きます。費用・人材・学習時間などいろいろと必要ですが、そもそものリソースが足りないケースも多いでしょう。
そんなときは楽天広告の運用代行業者を利用するのがおすすめ!広告のプロである代行業者の利用には費用がかかりますが、良い業者であればフルに広告効果を発揮してくれるのでさらなる売上アップが期待できます。
まずは「株式会社WCA」へお気軽にお問い合わせを
どの楽天広告の運用代行業者にするかに迷ったら、ぜひ一度、弊社「株式会社WCA」までご相談いただければと思います。ECサイトのコンサルティングから広告運用まで、まるっと対応可能です。
プロの目線から的確で親身な提案を心がけているので、お気軽にお問い合わせください。
楽天広告を上手に使って売上を伸ばそう
楽天広告は種類が多いですが、どれも効果的なものばかり。楽天市場に出店しているなら利用しないともったいないです!
以下のメリットやデメリットもしっかりと把握し、あなたの楽天市場のショップに役立つ広告を配信していきましょう。
【メリット】
- 商品を求めるユーザーの流入が図れる
- 即効性がある
- 費用対効果が見込める
【デメリット】
- 費用がかかる
- リソースがかかる
- 広告運用の知識が必要
もし、ぴったりな楽天広告が選べなかったり利用すべきかわからなかったりしたら、弊社「株式会社WCA」までお問い合わせください。親身なご相談を心がけております。