UU（ユニークユーザー）ってなに？意味や確認方法、PV数などとの違いを解説

2023年11月28日 2023年11月28日

ＷＣＡ編集部

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GoogleアナリティクスなどのWEB解析をするうえで必ず目にするのが「UU（ユニークユーザー）」という指標です。UU数はWEBサイトの運営や分析を行ううえで欠かせない要素ですが、GoogleアナリティクスにはUUに似た指標がいくつか存在します。

この記事ではそんな「UU」について徹底解説。意味や役割、Googleアナリティクスでの見方やその他の指標との違いなどについて分かりやすく説明していきます。

UUのことを正しく理解して、WEB解析の質を上げていきましょう。

UU（ユニークユーザー）数とは

「UU」とはUnique User（ユニークユーザー）の略で、WEBサイトを訪問したユーザーのことを指す指標です。ある一定の期間の中で、１ユーザーが複数のページを閲覧したとしてもUUは「1」となります。なので、純粋に「そのサイトを訪れているユーザー数」を示す指標となります。計測している期間中、たとえ同じユーザーが何度もWEBサイトを訪問したとしても、1UUとしてカウントされます。

UU（ユニークユーザー）数の確認方法

Googleアナリティクスではブラウザごとに付与されたcookieの情報をもとに計測を行います。そのため、たとえ同じユーザーがWEBサイトを訪問したとしても、ブラウザやデバイスが違う場合はUU数はそれぞれでカウントされます。そのため、UU数＝サイトを訪問したユーザー数ではないことを覚えておくようにしましょう。

Googleアナリティクス（GA4）でUU数を確認するには、主に2つの方法があります。まずGoogleアナリティクス（GA4）にログインします。その後、左メニューの「ホーム」をクリックし、グラフ上に表示されている「ユーザー」がWEBサイト全体のUU数となります。

もう一つの確認方法は、同じく左メニューの「レポート」から「レポートのスナップショット」をクリック。グラフ上に表示されている「ユーザー」がWEBサイト全体のUU数となります。

UU数とその他の指標との違い

GoogleアナリティクスではUUに似た指標がいくつかあります。ここでは、それらの指標の定義についての説明やUUとの違いについて解説していきます。

セッション数とUU数の違い

セッションとは、WEBサイト全体での訪問回数のことを指す指標です。例えば、1ユーザーが一日のうちに3回WEBサイト内の別ページを訪問した場合、UU数は「１」ですが、セッション数は「３」となります。サイトが訪問された回数を見たい場合はセッション数を参考にするとよいでしょう。

表示回数（ページビュー数）とUU数の違い

表示回数（ページビュー数）とは、ユーザーがWEBページを表示した回数のことを指す指標です。旧Googleアナリティクス（ユニバーサルアナリティクス）では「ページビュー数」で表されていましたが、Googleアナリティクス4（GA4）からは「表示回数」として表され、ブラウザだけでなくスマートフォンなどのアプリからの検索も計測されるようになっています。1ユーザーが同じWEBページをある期間内に何度訪れても「１」でカウントされるセッション数と違い、表示回数は1ユーザーが同じWEBページを訪問した回数分だけカウントされていきます。

例えば、1ユーザーが1日のうちに1つのWEBサイト内で2つの異なるページを3回ずつ訪問したとすると、UU数は「１」、セッション数は「２」、表示回数は「６」となります。

WEBページが何回表示されたかを見たい場合は「表示回数」を参考にするとよいでしょう。

AU（アクティブユーザー）数とUU数の違い

AU（アクティブユーザー）数はGoogleアナリティクス4（GA4）においては、ある一定期間内にWEBサイトを訪問したユーザーのことを指す指標であり、UU数と同義で使用されています。つまり、AU数＝UU数と考えて問題ありません。

ただし、マーケティングの世界では「AU＝日常的・定期的にサービスやアプリなどを利用しているユーザー」と定義されることもあるため、GA4内でのAU数とは切り離して考えるとよいでしょう。

UU数を増やすための施策

前述のとおり、UU数はWEBサイトの純粋な人気度を測る指標です。そのため、UU数を増やすことはWEBサイトの人気度を向上させることに直結します。ここではUU数を増加させるための施策をいくつか紹介していきます。

良質なコンテンツをつくる

WEBサイトにユーザーを呼び込むためには、ユーザーが訪問したくなるような「商品」が必要です。いい商品があれば自然とお客さんが増えるのはオフラインでもオンラインでも同じ。ユーザーが求めている情報であったり、ニーズにマッチする良質なコンテンツを増やしていくことがUU数増加につながります。

また、コンテンツの質が良くても古い情報が載っているままだとユーザー離れにつながりかねません。一度作ったコンテンツでも定期的にリライト・情報の更新などを行い、常にユーザーにとって有益なコンテンツであることを心掛けましょう。

SEO対策を行う

SEO（Search Engine Optimization）とは検索エンジン最適化のことですが、多くのユーザーは検索エンジンで検索し、表示されたページから自分の求めている情報が載っていそうなページをクリックします。一般的に、検索結果の上位に表示されるほどそのクリック率は高くなると言われており、検索結果上位に表示されるためにはSEO対策が不可欠です。

SEO対策のポイントはいくつかありますが、タイトル設定やコンテンツのキーワード選定などが重要になります。SEO対策で必要なことについてはこちらの記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。

WEB広告を出稿する

予算に余裕があれば、WEB広告を出稿することも一つの手段です。多くのユーザーの目に触れる広告であれば、そこからWEBサイトへの流入を獲得し、UU数増加につながります。

WEB広告には検索エンジンの検索結果画面に表示させるリスティング広告や人気のWEBサイトやアプリ内の広告枠に表示させるディスプレイ広告、人気のアフィリエイターやブロガーにコンテンツやサービスを紹介してもらうアフィリエイト広告などがあります。ターゲットや目的に合わせてWEB広告の種類を選ぶとより高い効果が得られるでしょう。

SNSを活用する

X（旧Twitter）やInstagram、FacebookなどSNSを活用してWEBサイトのコンテンツを発信すれば、興味を持った各SNSのユーザーがWEBサイトを訪れ、UU数を増やすことができます。SNSでの投稿が多くの人の関心を集め、バズるようなことがあればかなり多くの新規ユーザー獲得にもつながるでしょう。

また、SNS自体のフォロワー数を増やすことで、WEBサイトへの安定した流入数を期待できます。こちらも効果的なUU数増加の手段といえるでしょう。

WEBサイト集客にはUU数の増加が不可欠

本記事ではWEBサイトの運営や解析に欠かせない「UU」について解説しました。UU数はWEBサイトの純粋な人気度を測ることができる重要な指標です。

WEBサイトの集客において、UU数の増加は必要不可欠な作業ですが、UU数を一気に増やすことは簡単ではないです。ユーザーにとって役に立つコンテンツを制作し続けることが大事になります。リピートユーザーや新規ユーザーを獲得するために良質なコンテンツを作ること、SEO対策を行い検索順位を上げること、広告やSNSを有効に活用し、多くのユーザーに知ってもらうことなどを心掛けるようにしましょう。

この記事でUUが持つ役割をしっかりと理解し、WEBサイトを成長させるための参考にしてみてください。