楽天RPP広告で月商100万突破する方法を解説!今すぐアクセス数を増大させる運用のコツとは?!

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楽天RPP広告とは?【2023年最新版】

楽天RPP広告とは、ユーザーが楽天市場内で商品検索を行ったときに検索上位に表示できる広告のことです。検索連動型広告とも言います。ユーザーの検索行動に対して商品を直接表示することができるので、購買に繋がりやすい広告・費用対効果の高い広告と言えます。

主なメリットは以下の3つです。

・検索結果の上位に表示できる(自然検索よりも上位に表示)

・「クリック数」に応じて課金される(表示回数や月額の課金ではない)

・5000円から利用できる

注意点は以下の3つです。

・設定がない限り全商品が対象となる(除外商品設定も可能)

・CPC(クリック単価)が他社より低いと表示されない

・キーワード設定しないと自動で表示される

今回は、そんな楽天RPP広告について、広告のかけ方や向いている商材、そして効果的な運用の仕方をレクチャーしていきます。特に、月商100万円を目指している店舗・企業様にはおすすめの記事となっておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!

楽天RPP広告の詳しい仕様についてはこちらの記事で説明しています。特長やPCとスマートフォンでの表示の違いやキャンペーンの組み方など、RPP広告の詳細な仕組みを調べたい方はこちらの記事をご参照ください。

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楽天RPP広告はどんな商材に向いている?

そもそも、RPP広告はどんな商材に向いているの?…と考える前に、ひとつだけ抑えておいていただきたいことがあります。それは「RPP広告は初期設定が全商品対象」だということです。もちろん、広告をかけたくない商品を除外設定することは可能です。ですが、意外と「RPP広告はかけたい商品にだけかけられるもの」と思っている方が多くいらっしゃいます。この思い込みがわかりにくさを生んでいるとともに、損失を生み出してしまうことにもつながりかねませんから、しっかりと理解しておきましょう。

仮に初期設定のまま(除外商品を指定せずに)RPP広告をスタートすると、楽天側が「商品名」「キャッチコピー」「商品説明文」から商品の特徴を自動判別し適切な検索結果ページに表示させる仕組みになっています。

商品数が多く、キーワード管理が大変な店舗は初期設定のままスタートする手もありますが、主力商材が決まっていて店舗の売上が少数の商品に偏っている店舗様は、主力商品に絞ってRPP広告を運用していくほうがオススメです。

どんな商品・商材がRPPに向いているのかしっかりと見極めながら、効率的な運用をしていきましょう。

転換率の高い商材

RPP広告は転換率を上げる施策ではなく、アクセス数を上げる(増やす)施策です。いつもより多くのお客様にご来店いただくことができますが、それが購買に繋がらない場合、折角のアクセス(ご来店)が無駄になってしまいます。
また、予算を早く消化してしまうわりには効果に繋がらないといった現象が発生してしまいます。

このような状況を防ぐためには、「知ってさえ頂ければ高確率で買っていただける商品(転換率の高い商材)」に対してRPP広告をかけることです。
販売数が増えた時に機会損失がないよう、売れた時の在庫確保や人員手配もしっかりとしておきましょう。

ポイント:LP(商品ページ)を工夫することで転換率(コンバージョン)を上げることができます。流入してきたキーワードに対して、適切な商品紹介ができているか?LPの修正も考えてみましょう。

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利益率の高い商材

RPP広告はモール内でのアクセスを増やすための広告です。仮に商品に価格競争力があっても、たくさん売れることによって人件費や梱包資材の消費がかさみ、店舗運営がしんどくなっただけで儲からなかった…これでは元も子もありません。

利益率を確保し、売れれば売れるほど儲かる体制があってこそ、RPP広告が生きてきます。

転換率・利益率の高い商材を用意し、RPP広告でお客様(ユーザー)とのタッチポイントを増やし販売個数を上げる、そのための広告として活用することが重要です。

ターゲットがはっきりしている商材

RPP広告はキーワードによって表示される商材です。ユーザーは欲しいものがあって検索行動をとっていますが、その検索行動の裏側にある思いはさまざまです。

例えば、「オールインワン」というキーワードで検索している場合、オールインワン化粧品を探している場合もあれば、サロペットやオーバーオールなど洋服のオールインワン(つなぎ)を探している場合もあります。ターゲット層以外のキーワードで表示されてしまっていた場合、広告費の損失につながります。商品ページへの流入キーワードをチェックするなどして、意図しない流入が多ければ商品名を変える・キーワード指定するなどして調整をかける必要があります。

逆に、ターゲットがはっきりしていて、そのターゲットがどのようなキーワードで検索しているかがわかりやすい商品であればあるほど、商品の持つ特性(とんがり)が伝わりやすくなり、RPP広告の結果も出やすくなります。

まずはターゲットを把握し、そのターゲットがどのようなキーワードで検索しているかを明確にすることが大切です。

ニッチだけれどまだ上位表示されない新商品

ターゲットが明確で、転換率・利益率ともに満足のいく商品が出来上がったとしても、その商品がユーザーに浸透し、販売が軌道に乗るまでは長い時間がかかるものです。RPP広告はそのような商材にうってつけの広告だと言えます。

ユーザーの検索意図とマッチしていさえすれば、検索上位に表示することができるため早期にアクセスを獲得することができます。あとは売れるのを待つだけ。

ニッチだけれど上位表示に時間がかかる新商品などにはおすすめの広告です。

今すぐ使える楽天RPP広告運用テクニック!

新規獲得を狙うならCPC10円商品の登録を

CPCとはCost Per Clickの略で、1クリックあたりにかかる料金を指します。

CPC10円というのは楽天RPP広告で掛けられる最低価格です。人気の高いキーワードでは競り負けてしまいますが、CPC10円でも表示されるキーワードがないわけではありません。まずは低価格で運用し、店舗全体のアクセスアップを図ってみたいという店舗さんはCPC10円運用を試してみましょう。

その際、RPP広告を始める前の流入経路を確認・保存しておき、RPP広告を始めた後とで比較検証できるようにしておきましょう。

ターゲットを明確にしてキーワード設定を細かく

例えば、ゴルフのスコアを伸ばしたいと思ったときに「ゴルフ」とは検索しませんよね。「スライスしないドライバー」や「シャンクしないアイアン」で検索される方が多いのではないでしょうか。単なる「ドライバー」や「アイアン」で検索するよりも転換しやすい(購入されやすい)キーワードであると言えます。

なおかつ、競合が絞られることによってCPCも低価格で購入できます。
上記の例は分かりやすく説明するために少し大げさではありましたが、同じようにターゲットの悩みや困りごとを明確にしてキーワード設定を細かくすることで、転換につながりやすいアクセスを獲得することができます。

転換率の高い商材の検索キーワードをチェック

転換率の高い商材への流入を拡大するために、現在の流入キーワードをチェックしてRPP広告をかけるという手法もあります。

転換率の高い商材というのはお店から見ればお宝商材です。そこへアクセスを集めることで効率的に利益を生み出すことができます。

楽天RMS>データ分析>3.アクセス・流入分析>楽天サーチを開くと、商品ページ別にどのような検索キーワードで流入しているかを調べることができます。

上位表示されているキーワードに対してRPP広告をかける必要はありませんが、1ページ目に表示されない46位以下のキーワードに対してRPP広告をかけることで流入の増加が見込めます。

商品タイトルや商品説明文を見直す

RPP広告は商品除外設定をしない限り全商品が対象となります。予算設定がされると、楽天市場の広告AIが自動的に商品の「商品名」「キャッチコピー」「商品説明文」から商品の特長を分析し、CPCに応じて適切なキーワードで上位表示を行います。
つまり、商品名やキャッチコピーに適切な文言が入っていない場合、狙ったキーワードでの表示もされないというわけです。また、意図しないキーワードで表示されてしまい、購入に繋がらないクリック料金を消化してしまうといった運用面での無駄も発生してしまいます。

そのため、RPP広告を店舗の商品全体にかける際は商品名や商品説明文の詳細な見直しや改善が必要です。意図したキーワードで表示されているかどうかをチェックし、表示されていなければCPCやキーワードを適宜調整しましょう。

季節やイベントに合わせて調整内容を変える

検索キーワードは生き物です。同じ語句でも求められる商品が変わったり、同じ商品でも検索される語句が変わったりします。例えば、女性のセットアップスーツは、2~3月には「卒園・卒業・入園・入学」といったキーワードで検索されるでしょう。同じようにマスクは季節によって「インフルエンザ」「花粉症」といったキーワード変化があるはずです。

このような季節やイベントによる変化や関連キーワードを細やかにRPP広告に反映することで、競合他店が取り逃がしている需要を獲得することができます。

転換する可能性の高いアクセスを効率的に獲得することで、利益の最大化を狙いましょう。

裏技:CPCを11円で設定してみる

楽天のRPP広告の最低単価は10円ですので、10円で設定している店舗さんは多数存在します。そこをあえて11円で設定してみることで、低価格設定の横並び状態から一歩抜け出すことが可能です。

10円では表示されないキーワードでも、11円であれば表示されるかもしれません。またそれが意外な掘り出しキーワードとなる可能性もあります。

ほんのちょっと他店と違う動きをしてみることで、見えてくるものがあります。

無駄な費用を削減し効果的に運用するコツ

除外品設定をして無駄なクリックを削除

RPP広告は向いている商品、向いていない商品があるため、予算を効率的に使うためには除外商品を設定して無駄なクリックを避ける必要があります。

RPP広告のかけ方は2種類あります。ほぼ全商品にRPP広告をかけながら店舗全体の露出を高め、効率の悪い商品に対して除外指定やキーワード調整をかけていくという方法。こちらは商品点数の多い大規模店舗さんに有効な手法です。
もうひとつは、店舗のほとんどの商品を除外設定とし、一部の商品だけにRPP広告をかけるという手法。こちらは柱商材がしっかりとしている小~中規模の店舗さんに有効な手法です。

どちらの場合でも、無駄な予算消化を避けるためには除外品設定が必要です。
たくさんの商品を除外指定とするためにはCSVでの一括設定も可能となっています。なるべく転換率・利益率の高い商品を指定して効率的に運用しましょう。

パフォーマンスレポートを見て調整

RPP広告は予算消化後の効果測定も可能です。

RMS内のパフォーマンスレポートで確認できますので、チェック方法を解説しましょう。

楽天RMS>広告・アフィリエイト・楽天大学>1.広告(プロモーションメニュー)>検索連動型広告(RPP)>パフォーマンスレポート

上記を開くと、検索連動型広告(RPP)の配信結果を確認することができます。

パフォーマンスレポートで特に確認しておきたい項目は、以下の3つです。

・CTR…クリック率(クリック回数/表示回数)

・CVR…転換率(購入件数/クリック回数)

・ROAS(ロアス)…広告費の費用対効果(広告からの売上実績/広告費)

クリック率や転換率は広告に限らず大切な要素です。クリック率が低い場合はサムネイルやキーワード・商品名を見直すなどして良質なクリックを獲得できるように対策しましょう。クリック率が高くても転換しなければ売上に繋がりませんので、クリック率が高いわりに転換率が低い場合はLP(商品ページ)を見直すなどしてユーザーの離脱を防ぎましょう。

ROASについては目標値を出すことが大切です。

広告からの売り上げが130万円で、広告費が100万円の場合、130÷100×100でROASは130%となります。

ROASが100%を超えていない場合は、広告費倒れです。掛けた広告費以上の売り上げをまずは目指すことで、一定の成果を得たかどうかを判断します。
掛けた広告費に対する利益を算出するROIという指標もありますが、ROASのほうが計算が簡単なため一般にはROASが使用される傾向にあります。

定期的な競合調査と自社の出稿内容の見直し

上記のような細かい見直しの他にも、競合店がどのようなキーワードで出向しているかを検索しながらチェックしたり、自社の出稿内容をキーワードや予算配分、対象商品など様々な目線から見直すことでRPP広告の出稿内容はブラッシュアップさせることができます。

1人の担当者がチェックするだけでなく、他の担当者やスタッフに意見をもらうことで予想もしなかったようなキーワードが出てくることがあったり、お客様レビューからも意外な用途を見つけ出すことができたりします。

RPP広告はこまめにチェック&調整することではじめて予算を効果的に使うことができる広告です。

楽天RPP広告で月商100万円突破する方法

月商100万円未満の店舗さんにもいろいろな店舗さんがあるかと思いますが、多くの店舗さんは「柱商材」と呼ばれる売れ筋商品があるかと思います。もしそのような商品がある場合は、まずはその商品だけにRPP広告をかけ、検索1ページ目にでるように調整をかけてみることをおすすめします。そのとき、例えば「レディース」や「子供服」などといったビッグワードでかけるとかなり予算を消費してしまうので、「子供服 男の子 パンツ」や、「子供服 保育園」「子供服 おでかけ」などといった用途やターゲットに合わせたキーワードに絞っていくことをおすすめします。他店がRPP広告をかけないようなニッチなキーワード、しかもユーザーが検索しそうなワードであればあるほど、狙い目です。

柱商材がない、もしくは柱商材が季節商材で販売期間外などの場合は、転換率の高い商品を作ってRPPをかけていくか、店舗のほぼ全商品にRPP広告をかけてアクセスアップを狙うという手法もあります。RPP広告の調整をかけていく中で、転換率の高い商材や意外なキーワードで売れている商材を発見できれば、そこから新たな柱商材が生まれるヒントにもなります。

RPP広告は一日にしてならず。こまめな調整を繰り返すことで、月商100万円の壁を打ち破ってください。


ビッグワード、スモールワードなどキーワード設定のコツを知りたい方はこちらの記事をご覧ください!

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まとめ

いかがでしたでしょうか。RPP広告は低予算で簡単に出稿できる反面、ビッグキーワードでは表示が難しい、表示されたとしてもコンバージョンにつながらないなどかけてみてはじめてわかるお悩みがあると思います。

ただ、調整を繰り返し、継続していくことで大きく効果を伸ばせる広告でもあります。見直しや調整をされるうえで、こちらの記事を参考にしていただけましたら幸いです。

弊社では、RPP広告をはじめ楽天市場やその他ECショップのコンサルティングや運営サポートをしております。何かお困りのことやご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

加藤 直樹(かとう なおき)

株式会社WCA EC運営代行チームマネージャー | 新卒で入社した企業で電話営業を6年間行い、2度全国1位を獲得。その後ECサイト運営代行企業を経て、au PAY マーケットというECモールでの店舗コンサルタントとして数百社のサポートを行う。現在、EC運営代行チームのマネージャーとして事業の成長フェーズに貢献中。

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